「iPhoneでマイナンバー」、セキュリティ心配する声


産経ニュースによれば、総務省は3月28日、マイナンバーカードで本人確認ができる「利用者証明機能」をスマホにダウンロードして使う実証実験を実施。その結果、iPhoneへの対応ができる見通しとなり、Androidとともに2019年の実用化を目指す構えであることが報じられ、ネットでも話題になっている。

「利用者証明機能」は、マイナンバーカードを、スマートフォンアプリ、もしくはICリーダーを接続したパソコンで読み取ることで、ダウンロードできる。

スマホへのダウンロードについては、2015年11月から検討されており、すでにAndroidでは対応機種も発売。利用者証明機能をダウンロードすれば、マイナンバーカードを持ち歩かなくても本人確認ができ、ネットバンキングのログイン時の認証やコンサート会場などへの入場時の本人確認といった利用シーンが想定されている。2019年に実用化されれば、東京オリンピックにも間に合うというわけだ。

“スマホでマイナンバーを持ち歩ける”というこの機能。一見便利そうだが、ネットユーザーは慎重な見方を示す。2月には静岡県湖西市で1992人分ものマイナンバーが流出した事件があったばかり。またマイナンバーカードを利用した政府のオンラインサービス「マイナポータル」の本格運用開始は当初2017年1月を予定していたものの、セキュリティー強化のために7月に延期されたこともあり、Twitterには、

「マイナンバーiPhone対応予定て…
忘れ物したり落としたりしたらどうなるのか…
その前に杜撰なセキュリティをしっかりしろよ。
順番がちげ~だろ!と言いたい」
「スマホでマイナンバー確認云々てセキュリティリスク高すぎない?」
「利便性とセキュリティは反比例するよ、たぶん。スパイウェアなどの対策されるまでアウト」
「国の情報管理なんか誰も信用してないのにマイナンバーを五輪の入場確認に使うなんて姑息だし恐ろしい。マイナポータルだって予算だけ使って延期に次ぐ延期。マイナンバー利権」(原文ママ)

と、そもそものセキュリティ管理に疑問を呈する声があがっている。また、

「そんなに普及させたいなら、国会議員含め全公務員に取得させ、かつ、勤怠等をそれで管理すればいいのに」

と、まずは政治家や公務員襟を正すために利用したらどうかという皮肉も。

交付から1年が過ぎたものの、本格的な普及・運用についてはまだまだ時間がかかりそうなマイナンバー。果たしてスマホが救世主となるのか…。
(花賀 太)

【関連リンク】
マイナンバーカードの本人確認がアイフォーンでも 31年に実用化へ‐産経ニュース
http://www.sankei.com/economy/news/170328/ecn1703280029-n1.html
マイナンバーカード・公的個人認証サービス等の 利活用推進 … – 総務省
http://www.soumu.go.jp/main_content/000467135.pdf
番号制度(内閣官房・内閣府) (@MyNumber_PR) | Twitter
https://twitter.com/mynumber_pr

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