ライブビュー対応の全天球カメラ

サイズは、44mm×130mm×22.9mm。重さ約125g。内蔵メモリーは約8GB。ボディカラーはブラック

スマホをモニター代わりにし、視線の移動にあわせてインタラクティブに動くパノラマ映像を楽しめる“簡易VRビューワー”。1000円ほどから入手できるとあって、この頃静かなブームを見せております。

こうしたVRビューワーで再生する映像ソースを用意するのにぴったりなのが、リコーのTHETA(シータ)。シャッターを1回押すだけで、本体の裏表にある魚眼カメラの画像を1枚に合成した360度の全天球イメージが記録できるという優れものです。

そのシータの最新モデルにして大幅なアップデートを行ったのが、2015年10月23日に発売された『THETA S』。

従来機は、「パノラマ映像とは何たるか」をお手軽に体験するにはほどよいパッケージでしたが、お世辞にも画質が良いとは言えませんでした。また、2代目にあたる『THETA m15』より動画に対応しましたが、撮影できるのはたったの3分と少々物足りなさが…。

しかしこの『THETA S』は、片側1/2.3インチのCMOSセンサーを採用することで合成時1400万画素に解像度がアップ。新開発のレンズはF2.0と明るさも十分で、より高解像度の全天球イメージが記録できるようになったのです。さらに動画記録時間も一気に最長25分に延長。microUSB端子やmicro HDMI端子による生配信にも対応しました。

その画質の差は一目瞭然。従来機では弱かった暗いシーンでも十分鑑賞に堪える絵を残すことができます。

初心者に嬉しいのは、スマホアプリとの連携によるライブビューにも対応したこと。デジカメでは当たり前の機能であるライブビューですが、これまでは撮影前に「どんな絵が撮れるか」確認する手立てがなかったのです。

一見、パノラマカメラの玄人に向けたアップデートに見えますが、その実、誰もが手軽に扱えるよう間口が広くなったTHETA S。筆者もそろそろ手を出す頃合いかなと感じております。

(熊山 准)

 

『THETA S』(リコーイメージング/実勢価格:4万2800円)

 

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