「壊れたSDカード」修復する方法

SDカードは精密機器。扱いには十分すぎるほど気をつけよう。バックアップをとることも忘れずに

「破損したSDカード」「SDカードが破損しています」こんな表示をみたことがないだろうか? microSDカード(以下、SDカード)は、Androidスマホを使ううえで、写真や動画、アプリを保存するだけでなく、バックアップとしても欠かせない存在だ。だからこそ、SDカードが読み取れなくなったときの恐怖は計り知れない。そこで今回は、そんな危機的なケースに陥る原因から予防策、さらに万が一のときの修復方法を、SDカードを販売するパソコン周辺機器メーカー「BUFFALO」に聞いた。

まず、なぜ「破損しています」と出るのだろうか? 水没や激しい落下など、身に覚えがないタイミングでも突如それはやってくる。

「外観に目立った傷などない場合は、内部の半導体が壊れているなど『ハードウェア的な破損』が考えられます。高熱、強い衝撃、折り曲げ、水濡れ、静電気、ショートなどが原因です」

予防策としては、「高熱の原因になる、スマホを日光が強く当たる場所に長時間放置することや、過充電を避けてください。ほかにも、無造作な扱いによる落下や水没、SDカードを抜き差しするときの扱いに気をつけてください」とのこと。

ハード的破損であれば心当たりがあるかもしれないが、分かりにくいのが、プログラムで制御する部分の不具合、つまり「ソフトウェア的な破損」という状態。予防策としては「通電中の抜き差しなどや、データの読み書き中には絶対に抜かない」とのことだ。

また、アプリのフリーズや動作が重くなったときに、バッテリーを抜くなどしてスマホを強制終了してしまったことはないだろうか。SDカードは写真の保存以外にも様々なシーンで動いている可能性があるので、この対応は破損の可能性を高めてしまうという。

そして、肝心の「破損した」その後だが、「ハード的な破損の場合は、半導体部分が破損しているため復旧不能です。ソフト的な場合は、フォーマットすれば再度使えます。ただしデータは消えます」とのこと。

メーカーとしては、製品の取扱説明書で破損の可能性が高い使い方への警告・注意喚起、データのバックアップを呼びかけている。しかし、バックアップをとっていなかったらあきらめるしかないのか…といえば、そうでもない。

バッファローでは、復元業者が提供している復元ソフトの無料版をダウンロードできるようにしている。無料版では、データの復元までは行えないが、復元できるかどうかの判断ができるという。高額で操作のハードルも高い復元ソフトに手を出す前に、無料で状態を確認できるのはうれしい。ただし…。

「前提としてSDカードが『動く』状態でないとソフトからも認識できませんのでご注意ください。ソフトウェア的な破損の場合のみ、ソフトで解析が行えます」

SDカードが破損しないような使い方を心がけ、こまめにバックアップをとる。そして、いざというときもハードかソフトどちらの破損なのか、冷静に見極めて対応しよう。



(佐伯望)

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