電子マネーだけじゃない NFCの未来形

“Shibuya Clickable Project”では渋谷の公園通りにある街灯にNFCタグを配置。地域の情報をタッチしたスマホに配信している。今後は道玄坂や宮益坂でも、同じサービスを提供していく予定だ

スマホだけでなく、多くのノートPCにも搭載されるようになった“NFC”。「近距離無線技術」というものだが、おサイフケータイなどの電子マネーぐらいしか利用していないという人も多いだろう。だが、最近ではNFCを活用した便利なサービスや面白いイベントも続々と登場している。

たとえば、名古屋の東山動植物園では、昨年から園内にNFCタグを埋め込んだプレートを設置。スマホをかざすことで、そこにいる動物の情報を動画で案内するアプリを提供している。また、東京のサンシャイン水族館では同じように魚の情報を案内するほか、案内に書かれた魚をスマホ内の仮想の水槽で泳がせられるアプリを春休みイベントとして配布した。

さらに、NFC搭載のスマホを会員カード代わりにして、お店のポイントを貯められるサービスも登場した。「ぐるなび」では専用端末を全国4500以上の店舗に設置し、来店時にチェックインすることでポイントを配布。貯めたポイントは現金代わりに利用することができるという。何よりお財布のなかに増え続ける会員カードやポイントカードを減らせるのは、うれしいかぎりだ。

また、対応する製品も、バリエーションが増えてきた。ユニークなところでは、パナソニックのデジタルカメラ「LUMIX」シリーズの数機種がNFCに対応。スマホに専用アプリ「Panasonic Image App」をダウンロードしておけば、スマホをかざすだけでカメラに表示中の写真を転送できる。わざわざPCに取り込まなくても、SNSなどに外出先から写真をそのままアップロードできるというわけだ。

スマホの対応機種が増える中で、私たちの生活に確実に広がりつつあるNFC。今後どんなユニークなサービスや対応機種が登場してくるか、ますます目が離せなくなりそうだ。

(丸田鉄平/HEW)

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