「スマホの災害対策」点検ポイント

ドコモのスマホではアプリ「ドコモ災害用キット」内に「災害用音声お届けサービス」を用意。番号を入力するか、電話帳から相手を選んで、音声をサービスセンターに保存できる

東日本大震災から2年半が過ぎ、防災意識がやや薄れてきている人もいることだろう。しかし、万が一の災害はいつ起こるかわからない。もしものときに備えてしっかり再点検する必要があるのは周知の事実だ。今回はスマートフォンの災害対策の再点検ポイントをご紹介しよう。

まず、スマホでの災害対策といえば、「災害情報のキャッチアップ」。その最たる例が、気象庁による緊急地震速報があるとスマホから警告音が再生される、緊急地震速報だ。東日本大震災時は、「なまず速報」など専用のアプリをインストールする必要があったが、現在はドコモ、au、ソフトバンクの全キャリアが標準で搭載。しかしご存じのとおり、地震速報があってから、実際の地震が起きるまでの時間はわずか数秒から長くても数十秒しかない。そのため、急いで机の下に隠れたり、運転中であれば車の速度を緩めたりするなどの対応をできるよう、日ごろから心掛けておきたい。

次に確保しておきたいのが、「家族などへの連絡手段」。災害時には通話回線が混み合い、まともに電話ができなくなる。そのため、各キャリアでは留守電感覚で、音声メッセージをサービスセンターに保存し、このメッセージをパケット通信で相手に転送するサービスを提供している。しかも、これまで同じキャリア同士にしか伝言サービスを行っていなかったが、2013年4月から他キャリア間でも利用できるようになっている。メッセージの保存は専用アプリから行うが、一部の機種では標準でインストールされていないものもある。インストールされているかしっかりチェックし、ない場合には公式サイトやストアからダウンロードしておくとよいだろう。

なお、災害時に通話回線がふさがっていても、先ほどの伝言サービスのようにネット回線を利用すれば連絡が取れる可能性もある。そこで、用意しておきたいのが、LINEやSkype、Viberなどの音声通話アプリだ。しかし、これらを利用して通話やメッセージを送るには、相手が同じアプリを利用している必要がある。また、連絡先への登録も必要なので、家族の連絡先は事前に登録しておきたい。

最後は、「オフラインでも使える災害対策アプリ」。周辺の避難所を検索できる「災害対策~全国避難所ナビ~」や、自宅や会社など登録した場所までの距離や方向を表示する「かならず帰る」などは入れておいて損はない。

最低限の災害対策に加え、日ごろから備えや対策を心の隅にとどめておくことをお忘れなく。

(丸田鉄平/HEW)

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