社員の位置情報まで管理しちゃうアプリが登場?

「出勤」「退勤」以外にも、メッセージが表示される

企業が従業員をスマホアプリで管理!? 先日、位置情報(GPS)を使って、勤怠管理や業務報告、直行直帰連絡などのできるスマホアプリ「GPS Punch!」が登場した。

こちらのアプリは、アカウントを作成しグループに参加すると、登録されたグループメンバーの行動が、すべて閲覧できるのが特徴。

アプリ内の「出勤」「退勤」ボタンをスライドさせるだけで、タイムカード代わりになったり、移動や訪問、休憩開始・終了の行動ボタンをタッチして業務報告したりと、わずらわしい勤怠管理の報告が一気に手軽に! すべての報告が時系列で表示され、メンバーが移動すると、地図上に履歴が残る機能も搭載されている。

便利と思える一方で、アプリを起動している限り、どこで何をしているのか、すべて把握できるというのは、ちょっと気になるところ…。

「就業規則などできちんと通達したうえで、会社側が社内ルールの下、監視を行うことは問題ありません。ただ、一般的に社内メールやWebの利用状況などをモニタリングするときは、プライバシー保護の観点から“一定の範囲まで”とされる場合もあります。労働者の職務専念義務を基本として考えた場合、こういったアプリも同様に、使用に関する社内ルールを定めることが必要です」

と教えてくれたのは、なりさわ社会保険労務士事務所の社会保険労務士・成澤紀美さん。

個人所有のスマートフォンに導入すると、会社が従業員の業務以外のプライベートな時間も把握できてしまう。「会社支給の端末への導入に限る」「アプリ設定上でオン・オフを切り替えできるようにする」など、ルールや導入に向けた整備が必要になる、と成澤さんは指摘する。

Googleも同様のサービスを企業向けに展開するなど、こういった勤怠・業務管理サービスはほかにも続々と登場している。他人事だろうなんてタカをくくっていたら、自分の勤める会社でも同様のものが導入される…なんて可能性も大いにあるかも?

(池田園子)

 

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