定番「ネットスラング」いくつわかる?

「オナシャス」は「お願いします」という意味。若者言葉としても使われるが、元ネタがゲイビデオと知っている人は少ないかも

ネットカルチャーには、独特の用語が氾濫している。「わろた」(=笑った)など、意味をつかみやすいものがある一方で、まったく予想できない単語に出会うことも多いはず。そこで、わかりにくいが、定番化しているネットスラングを、Webサイト「ネット王子」の運営者に解説してもらった。

●定番「ネットスラング」

□草不可避
□大草原不可避
□小並感/コナミ感/粉みかん
□ぐう畜
□ぐう聖
□ぐうかわ
□ksk
□kwsk
□屋上
□すくつ
□どくじた

TwitterやFacebookでもよく見かける「w」(=笑い)は、形が雑草のように見えるので、“草”と呼ばれる。「草不可避」は、草を使わずにはいられない、つまり笑わずにはいられないほど面白い出来事に対して使う言葉だ。ちなみに、笑いのレベルが上がると「w」を多用しなければならないことから「大草原不可避」といった表現に発展する。

「小並感」は「小学生並みの感想」の略。文末に括弧でくくり「すごいね(小並感)」などと単純な感想とともに使う。これの派生として「コナミ感」「粉みかん」などもあるが、基本的には同じ意味。

呆れてしまうほどどうしようもない人物を指すのが、「ぐう畜」。「ぐうの音も出ないほどの畜生」の略だ。もともとは、野球ファンが他球団に移籍した選手を揶揄するために使っていた。対義語は「ぐう聖(ぐうの音も出ないほどの聖人)。他にも「ぐうかわ(ぐうの音も出ないほどかわいい)など、「ぐう◯◯」という派生語は多く存在する。

2ちゃんねるのスレッドで頻出の「ksk」は、「加速(kasoku)」の略語。早く続きを書き込んでほしいときに用いるので、これが多いと話が盛り上がっている証拠なのだ。似た綴りの「kwsk」は「詳しく(kuwashiku)」の略語で、物事の詳細を教えてほしいという意味。

また、こちらも2ちゃんねるでよく見かける「屋上」は、「屋上へ行こうぜ 久しぶりに キレちまったよ」の略。アイドルなど、自分の好きな物事に対して批判の書き込みがあった時に、「屋上に呼び出して殴ってやる」という意味を込めて使う。漫☆画太郎が描く『サラリーマン金太郎』のパロディ漫画『珍入社員金太郎』が元ネタだ。

このほか、巣窟を「すくつ」、毒舌を「どくじた」というように、単語を誤読するスラングも多い。言葉遊びとして、あえてやっている場合もあれば、本気で勘違いしていることもあるのだとか。

ネットスラングには、「うまいこと言うなぁ…」と思わず感心してしまう言葉も多い。だからといってうっかり実生活で使ってしまうと、「?」となりかねないのでご注意を。

(石井瑞穂/アバンギャルド)

【取材協力先】

旬なネット用語を5000語以上収録「ネット王子」
http://netyougo.com/

ksk スラング ネット用語 小並感 屋上 草不可避