スマホの“さりげない盗聴”に要注意!

盗聴ができるアプリのなかには、盗撮やGPS機能を使っての位置情報の取得、電話機能の利用などが可能なものもあるそう。これらの被害に遭わないためにも、普段からアプリの断捨理をしておきたいですね

2014年4月、元交際相手の女性のスマホに遠隔操作ができるアプリを入れ、スマホの周囲の音声を666回録音した男が逮捕された。録音以外に、位置情報の取得やデータの削除などもされていたという。スマホを使えば盗聴するのって簡単なの!?

「アプリを使えば可能です。盗聴ができるアプリは大きく分けて2種類。1つは『カレログ』や『mSpy』に代表されるような、盗聴などができる機能があることをうたったもの(ともに配信は停止済み)。このアプリを、何らかの手段で他人のスマホにインストールすれば、遠隔操作で盗聴やSNSのやりとりなども見ることができます」(一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会理事・小屋晋吾さん〈トレンドマイクロ株式会社〉、以下同)

これらのアプリは、インストールする際に端末に直接アクセスする必要があるので、ロックをかけたり、肌身離さず持っていたりすれば被害に遭う可能性は低いそう。

「もう1種類は、ツールなどの違う機能を持つアプリに偽装したもの。盗聴ができるアプリだと思わせずに、使用者にインストールさせることができます。使用者本人がダウンロードしているうえに、ほかの機能のアプリを装っているので、被害に遭っていても気がつかないことが多いでしょう」

知らないうちに自分で盗聴アプリをダウンロードしちゃうなんて怖すぎ! これらのアプリは、タイマーで録音することや、任意のタイミングで盗聴することもできるのだとか。回避する方法はないのでしょうか?

「インストールするアプリは、通信キャリアが提供するマーケットから入手するようにしたり、不正プログラム対策ソフトを利用して定期的に検査したりするとよいでしょう。ただし、不正プログラム対策ソフトの偽ソフトも多いため、信頼の置けるソフトウェアを探して利用してください

このほかにも、不審な動作をするプログラムや、起動しないプログラムは放置していないでこまめに削除することも大切。また、「スマホで盗聴されてる!」と気がついた場合は、都道府県警察本部のサイバー犯罪対策窓口などに連絡しましょう。
(河島マリオ/GRINGO&Co.)

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