国内iBeaconサービス、続々登場!

「tab」に登録しているビーコン設置店舗に入ると、自動で“あしあと機能”が起動。ホーム画面に通知が表示される

海外を中心に導入が進んでいる“iBeacon”(アイビーコン)。iPhone向けの情報通知機能で、専用のビーコン(アンテナ)に接近すると自動で通信を開始。ビーコンに記録された情報をiPhoneで受信できるというものだ。そんなiBeaconだが、昨年から今年にかけて国内でも少しずつ導入事例が増えてきた。

活用事例として、最も身近になりそうなのが、街のお店での利用シーン。全国の約2万店舗で飲食店を中心とした予約サービスを提供する「EPARK」では、7月中旬から登録店舗にビーコンを順次設置予定。来店したユーザーにクーポンやキャンペーン情報などをプッシュ通知するという。

位置情報ソーシャルサービスの「tab」も、一部の登録店舗にビーコンを設置して、ユーザーの来店回数を自動でカウントする「あしあと」機能を提供。利用者はこれをスタンプカード代わりに利用して、お店の特典を受けられる。

また、独自にiBeaconを利用する飲食店もいくつか登場してきた。埼玉県のイタリアンレストラン「TRATTORIA TRINITA」では、iBeaconを利用してPassbook(クーポンやチケットなどをまとめて管理できる、iPhone向けアプリ)にクーポンを配信。六本木のハンバーガーレストラン「the 3rd Burger」でも、来店者にクーポンを提供するほか、タッチ式のビーコンをスタンプカード代わりに利用している。さらに品川の「中国火鍋専門店 小肥羊」では、スマホアプリでメニューのオーダーを受け付けており、注文するユーザーの位置を特定するのにiBeaconが利用されているという。

お店以外に増えているのがパブリックスペースでの事例だ。滋賀県の三井寺では、iBeaconを利用したナビゲーションシステムの実証実験を実施。境内にある国宝や重要文化財に近づくと、その詳細がスマートフォンで案内される。愛知県の知多市歴史民俗博物館でも、各展示場にビーコンを設置。近くに来たユーザーに専用アプリ「知多市歴史民俗博物館」で展示情報を案内している。

こうした取り組みはエンターテインメント業界にも広まりつつある。5月14日に公開された映画『X-MEN:フューチャー&パスト』では、TOHOシネマズ日本橋とTOHOシネマズ六本木ヒルズにビーコンを設置。特典動画の配信やクーポンの配信にiBeaconが利用された。また、ロックバンド「ユニコーン」のライブでも、会場内にあるビーコンを探して特製のスマホ壁紙をダウンロードするキャンペーンを実施。さらにソーシャルアイドル「notall」のイベントでも、限定ムービーの提供にiBeaconが利用されているという。

スマホならではのサービスとして、今後もますます事例は増えていきそうだ。
(丸田鉄平/HEW)

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