小学生にスマホ、親が課すルールは?

子どもに「利用制限」をするルールが多かった一方、「必ず携帯する/持ち歩く癖がないから」、「持っていくときは必ず携帯する/すぐ連絡がつくため」、「親からの電話にはちゃんと答える/電話に出ない時があるので」など、防犯面を考え積極的に所持するルールを設けている家庭も
画像提供:わたなべ りょう/PIXTA(ピクスタ)

もうすぐクリスマス。子どもから、プレゼントとしてスマホをリクエストされているという親も少なくないだろう。子どもにスマホを持たせる時に気にしたいのが、利用する上でのルール。スマホを介して犯罪やトラブルに巻き込まれる事件も多いなか、既にスマホやケータイを子どもに持たせている家庭では、どのようなルールを取り決めているのだろうか? 親子間で取り決めた「子どものスマホ利用ルール」について、小学校高学年の子どもを持つ親135人(男性89人、女性46人)にアンケート調査を行った。

〈子どもにスマホを持たせていますか?〉
・スマホを持たせている 9.6%
・スマホではない携帯やPHSを持たせている 29.6%
・スマホや携帯などは持たせていない 60.7%

〈スマホや携帯、PHSを持たせるうえで、子どもとの約束や禁止事項などのルールはありますか?〉
・ある 40人(75.5%)
・ない 13人(24.5%)

まだ小学生ということもあってか、携帯電話の類は持たせていない家庭が多数派。しかし、キッズケータイなども含めると、4割近くの家庭が子供に通信機器を持たせていた。また、通信機器を持たせている家庭においては、8割近くが「利用に際して何らかのルールを取り決めている」ようだ。ルールの内容については以下の通り。

〈子どものスマホや携帯電話の利用上のルールは、どのようなことに関するものですか? ※複数回答〉
・(親との連絡だけなど)利用用途に制限をつけている 67.5%
・(家では○時間したら取り上げるなど)利用時間に制限をつけている 37.5%
・(自宅でだけ、通学のときだけなど)利用場所に制限をつけている 27.5%
・その他 5.0%

最も多かったのは、利用用途に関するルール。各項目へ寄せられた具体的なルールの内容と、その理由(※/以降)についてもご紹介しよう。

●利用用途に制限をつけている
「原則、親とのメールと通話のみ/インターネットは使用してほしくない」(45歳・男性)
「親としか電話できなくしている/(固定電話を介さないで通話されると)友人関係がわからなくなるから」(43歳・女性)
「家族間の通話とショートメールしかできない設定をして、友達への通話やメールは禁止/友達との連絡に携帯はまだ必要ないと思うから」(43歳・女性)
「メールアドレスをむやみに人に教えない/トラブルに巻き込まれるのが心配だから」(40歳・男性)
「親が必要と判断した時以外は持ち出さない/紛失すると困るので」(43歳・女性)
「登録してある番号以外に電話しない。一人で出かけるときだけ使用できる。/むやみに使用しないように」(45歳・男性)
「親はいつでもケータイの内容を見ても良い/(時々チェックしないと)まだ危ないから」(42歳・女性)

●利用時間に制限をつけている
「長電話をしない/お金がもったいない」(45歳・男性)
「利用は夜9時まで/寝るのが遅くなるので」(42歳・男性)

●利用場所に制限をつけている
「習い事に行く時以外は持ち出さないこと/学校は持っていくことが禁止されているから」(46歳・男性)
「自室に持ち込まない/使いすぎるから」(44歳・男性)
「家の中では使わない/依存を防ぐため」(47歳・男性)

どのルールも、子どもをトラブルから守りたいという願いが込められたもの。特に、通信相手を親に限定したり、通信以外の用途に使うことを禁止していたりといった意見が多く寄せられた。スマホや携帯が子どもの健やかな成長の妨げになるかどうかは、まだこの年齢では親の裁量次第な部分もある。子どもにスマホを持たせることについて悩んでいるという人は、これらの工夫を参考にしてみては?
(有栖川匠)

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