スマホセキュリティ対策「チェックリスト6」


電話やメールはもちろん、ネットバンキングなどの決済に至るまで、様々な点で私たちの生活を支えているスマートフォン。しかし、扱う情報の重要度が増すほど気になるのが、セキュリティ面だ。ネット犯罪は増加傾向にあり、シマンテックの発表(2016年11月)によれば、21カ国における過去1年のネット犯罪被害者の総数は6億8900万人で、昨年よりも10%増加。スマホの情報を抜き出す不正アプリも増えているという。

実は気がつかずに、自分のスマホを危険な状態にさらしている可能性が高いかも? そこで、何に注意すべきなのか、シマンテックのノートン広報部・山本雅章さんに「スマホのセキュリティチェックリスト」を作ってもらった。

●スマホのセキュリティチェックリスト6
【1】パソコンやスマホなど複数の機器やサービスで、同じIDとパスワードを使い回している
【2】パスワードはいつも、生年月日や名前、簡単な数字の羅列など忘れにくいもので作成している
【3】アプリダウンロードの際に要求される個人情報(連絡先、位置情報など)は特に気にしていない
【4】フリーWi-Fiは無料なので、仕事やプライベートでいつも使っている
【5】提供元が不明なアプリをダウンロードしたことがある(または、提供元を気にしたことがない)
【6】スマホにもセキュリティソフトを入れているが、最新の状態かどうかがわからない

●結果目安
【0個】セキュリティ対策はバッチリ
【1~2個】セキュリティ意識は高め。最新情報をキャッチして!
【3~4個】基本は押さえられていますが、要注意!
【5個以上】危険な状態です。今すぐできる対策を取りましょう

■パスワードを巡る脅威と対策
すべて押さえるべき項目だが、山本さんいわく、特に【1】【2】、そして将来的に【4】は要注意だという。

「まず、【1】【2】のように、端末やサービスのパスワードに関する対策を施さない危険性は言うまでもありませんね。しかし、実際に各所でまったく異なるパスワードを使っている人は多くないのが実情でしょう」

現在は、パスワード管理アプリも存在する。しかし、機能の充実を踏まえると有料ソフトも多いうえ、一手間加えることを面倒くさがる人も少なくないだろう。ウェブサービスのパスワード対策として最も手軽なのは、サービスごとに別のID・パスワードを設定し、ブラウザに覚えさせる方法だ。ただ、この方法だと、スマホ紛失時やハッキング時の危険は否めないため、別途自衛手段を立てておくべきだとか。

「紛失対策としては、“文字入力+指紋認証”など、二重ロックをしておくべき。また、ハッキング対策としてはセキュリティソフトを入れるべきでしょう」(山本さん)

また、何度か間違えると、初期化される機能も設定しておくとさらに安心だ。iOSであればiCloudで、AndroidならGoogleアカウントに紐付けしてバックアップをとっておけば、データ紛失の心配も避けられる。

■フリーWi-Fiは2020年まで脅威が高まり続ける
「【4】のフリーWi-Fiは、徐々に普及していますが、東京オリンピックへ向けて、さらに整備が進むことが予想されます。無料で使えるので非常に便利な存在ですよね。ただ、接続時には、やり取りする内容に十分注意が必要です」

フリーWi-Fiは回線が開かれており、ハッキングの被害を受けやすい状態にある。他愛もないメッセージやネットサーフィンならまだしも、ネットバンキングなどの金銭にかかわる内容は避けた方がよい。最近は各金融機関から専用アプリが登場し、“ワンタイムパスワード”が使用できるようになっているので、利用すべきだという。

「このほか、手前味噌ですが、弊社の『ノートン WiFi プライバシー』やソースネクストさんのソフトなど、スマホから出る通信をすべて暗号化するアプリも登場しています。まだ一般に普及していませんが、これを利用すれば、専用アプリでなくても通信が簡単に読み取られることがなくなり、安全性は高まります」

触れる機会が多いからこそ、面倒くさくておざなりになることもあるスマホのセキュリティ。とはいえ、防犯意識を高め、不用意な行動を取らないだけでも安全性を高めることはできる。まずは、日々の自分の行動を振り返ってみてはいかがだろうか。

(山川 剛)

【関連リンク】
ノートン WiFi プライバシー | Norton WiFi Privacy
https://jp.norton.com/wifi-privacy

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